『まだ…』
最初に、私は釈由美子さんがとても好きなのですが、本書を読んだ率直な感想として、釈さんはまだ完全に立ち直った訳ではないのかなぁ…と感じました。
失恋の傷や拒食・過食、コンプレックスを克服したような事が書いてあるけれど、そう思い込もうとしているというか、そう思い込んでいるだけのような…。
まだ無理してるのかな?なんだか痛々しいなぁと、こちらまで辛くなるような気がしました。
女優さんからすれば痩せている事は当然なのかもしれませんが、『お寿司にハマって激太り』と書いている時点で、他人から見れば激太りじゃないくて、普通に戻ったかまだまだ痩せてるよレベルなのに、拒食症にありがちな『自分は太っている』という思い込みからまだまだホントは抜け出せないでいるのかなぁと。
あんなに綺麗なのに、小さな鏡でしか自分を見られないというのも、心配になってしまいます…。
確かに、釈さんはとってもお綺麗なのですが、なんだか人工的でサイボーグみたいな気がするのは、彼女が無理をして頑張り過ぎているからかなぁと。
本の内容としては、個人的には野菜料理のレシピや、お弁当大公開などのページはたいへん楽しめました。
こういうページや、釈さん自身を知れる内容がもう少し欲しかった気がしますが、釈ビューティーというタイトルからすれば、惜しみ無く美容関係の内容が網羅されていて、なかなかの内容だと思います。(化粧品やホームエステ関連の商品などは、若干宣伝?と感じなくもありませんが…)
それと、ワークアウトのページはあまり実用的でない気がしましたが(道具を使ってまでおうちでは出来ませんから)、釈さん自身が全てモデルをしていて、こういうところでも彼女の『出すからには完璧ないい本を作りたい!』という完璧主義さが見えた気がしました。
釈さん、あんまり無理しすぎなくても、あなたは十分きれいだと思いますよ?。肩の力抜いて下さいね♪