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『もう少しNYCで撮らないと・・・・・(笑)』
本作は公開前からNYCでのロケーションが話題となり、いかに堤流にアメリカの寿司屋を皮肉るのかと期待したが、実際はほとんどが調布と千葉であった(笑)。「恋愛寫真」を撮っているときに堤監督が思いついた企画だそうだが、それならもう少しNYCにこだわってほしかったなあ。もっとも田植えのシーンで中丸扮する河太郎が「これって千葉じゃないか」と言うセリフもあるので、確信犯なのかもしれないが。実際にNYCの寿司屋は完全洋風の店でも味はうまいところがある(まあ、すごくまずい店も確かに多いけど)。高級店のみならずブロードウェイ沿いのファストフード型店舗でもおいしいところはあるので、ヘンな偏見はもたないように(笑)。堂本光一の演技はTVドラマ経験が多いだけあり、安定して観ていられたが、映画的な存在感が今一歩かな、と。他、堤組のメンバーである石原さとみや釈由美子の出演も楽しかったし、伊原剛志もきっちりと場面を締めていた。マンハッタンでもっと撮れればさらによいシャシンになったと思う(役者もNYCで撮れば気合いが違うだろう)ので、アストリアスタジオ(古くはパラマウント東部スタジオ)でも借り切ればよかったのに。惜しい出来だった。星2つ。